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2020年4月8日 (2020年4月16日 改稿)

緊急事態宣言による就活への影響は?

4/7の夕方から、千葉、東京、埼玉、神奈川、大阪、兵庫、そして福岡の計7都府県に対して5/6まで緊急事態宣言が出されました。

さらに4/16には緊急事態宣言を全都道府県に拡大する方針を首相が打ち出しました。

この緊急事態宣言、就活生の皆さんにはどのように影響してくるのでしょうか?

そもそも緊急事態宣言とは

緊急事態宣言とは、

「災害などによる国家などの運営の危機に対して、緊急事態のために政府が特別法を発動すること」

です(Wikipediaより引用)

今回の緊急事態宣言はご存知の通り、新型コロナウイルスの感染拡大が国民の健康や生命を著しく脅かすを判断されたためです。

 

強制力なし

従わなくても罰則等はなし

  • 要請
    ・住民への外出自粛
  • 要請・指示
    学校、保育所、福祉施設などの使用中止
    ・音楽、スポーツイベントなどの開催制限

強制力あり

  • ・必要な物資の保管(医薬品、マスクなど)
     従わない場合罰則あり
  • ・建物や土地を使用者の同意なく使用
強制力なし
  • 要請
    ・住民への外出自粛
  • 要請・指示
    学校、保健所、福祉施設根殿使用中止
    ・音楽、スポーツイベントなどの開催制限
従わなくても罰則等はなし
強制力あり
  • ・必要な物資の保管(医薬品、マスクなど)
従わない場合罰則あり
  • ・建物や土地を使用者の同意なく使用

 

スーパー・コンビニや公共交通機関が平常通りなことから、普通に生活を送る分には一見大きな影響はなさそうです。

ですが、就活生の皆さんに注目してほしいところは赤字のところです。

就活生に影響する緊急事態宣言

それでは赤字の部分に注目してみましょう。

外出自粛

外出自粛と言われてもあくまで要請なので、そこに強制力はありません。ならば、就活に影響しないのではないかと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

 

現在、多くの企業がWEB説明会やWEB面接を実施していることは就活生の皆さんもご存知でしょう。

WEB説明会やWEB面接が広がった背景には、就活生の皆さんが外出しなくて済むようにするといったことがあります。

 

またテレワークを実施する企業がさらに増えてくるでしょう。

テレワーク中は来社しての説明会や面接を実施できません

 

これらのことから今回の緊急事態宣言の発令により、WEB説明会・WEB面接がさらに広がることが予想されます。

逆に来社しての説明会や試験・面接などが今後はさらに減ってくるとも考えられます。

学校

学校のことに関しては就活生の皆さんの方がより実感していることなのではないでしょうか?

学校の授業開始時期が繰り下げられたり、オンライン授業になったり、サークル活動ができなくなったり……

 

ですが、何よりも考えておかなければならないのが卒論の作成でしょう。

まだまだ新年度が始まったばかりなのに……と思うかもしれませんが、夏休みに卒論で悲鳴を上げた私が申し上げます。

 

今年はこの時期から研究室の先生に相談しておいた方がいいです!

 

理由はズバリこれです。

「研究室に出入りできなくなる可能性がある」

可能性があると書きましたが、授業開始延期の影響で、すでに研究室に行けない方もいるかもしれません。

 

大学の研究棟で感染者が出てしまった場合、研究室が閉鎖される可能性があります。そして万が一、研究室の中から感染者が出てしまった場合、自分自身も隔離状態になってしまします。

 

卒論では実験が必要な場合もあると思います。

そして実験の中には、月単位で実施するものも多くあります。

それが新型コロナの影響で中断してしまい、データが取れないということになってしまったら、最悪の場合卒論テーマ変更も余儀なくされるでしょう。

 

もちろん、大学側もそれは承知のことなので、何らかの対応をしてくれる可能性もあります。

ですが、その確証はありません。

 

新型コロナの影響で就活でもてんやわんやかもしれませんが、卒論が必要な方――特に時間のかかる実験が必要な方は今のうちから相談しておきましょう

イベントなどの開催制限

合同企業説明会の開催はまだまだ難しそうです。

 

これまで小中規模の合同企業説明会は開催されてきましたが、緊急事態宣言によりイベントの開催制限が要請されることで、今までは開催を検討されていた合同企業説明会も中止になる可能性がありそうです。

 

ここまでくると、今年度はWEB以外の合同企業説明会が軒並み中止になるという未来もあり得るでしょう。

今まで通り、合説の開催はアテにしないで情報集めをする必要がありそうです。

実際に緊急事態宣言でどうなった?(4/16追記)

先行して緊急事態宣言が出されている7道府県。

実際に緊急事態宣言が出された後はどうなったのでしょうか。

テレワークの増加によりオンライン就活が加速するか

まず、何よりもテレワークが増えました

 

JCCソフト東京本社とジェーテック本社がある御徒町駅周辺では、人出は普段の半分以下といったところでしょう。

おかちまちパンダ広場の北にはいつも路上駐輪の自転車が並んでいますが、それも2割程度まで減っていました。

同じビル内の整骨院では「緊急事態宣言が出されてから患者さんが大きく減っており、患者さんの中にもテレワークに変更した人がだいぶいる」とのこと。

 

JCCソフト東京本社とジェーテック本社でも来社不要の業務の場合はテレワーク出勤となっており、約8割の社員が

テレワーク出勤となっています。

 

電車通勤が多く不特定多数の人と接するリスクの高い東京だからこそ、テレワークが一気に増えたということも考えられますが、今後地方でもテレワークが進むことが予想されます。

 

このことが就活に対してどのような影響を与えるのか。

 

前述の通り、対面での説明会・面接ができなくなるということです。

「面接はWEBよりも実際に対面で行いたい」

という声が就活生から聞かれますが、短くとも5/6まではそれが難しくなってくるでしょう。

 

逆に今後WEB説明会・面接を実施する企業が増えることで、オンラインでの就活が充実すると考えることもできます。

自粛要請などによる経済への打撃、採用減少

もう一つは経済への打撃による採用の減少です。

 

以前の就職氷河期によってロスジェネ問題が発生したことから、そこそこの規模の企業であれば採用数0人ということはないかと思います。

しかし、大手企業でも3月の時点で赤字決算となった企業が多く、採用への大きなマイナス影響があるのは確実です。

 

さらに現時点で新型コロナの終息が見えていないことから、経済にどの程度のマイナス影響がもたらされるのか依然不明確です。

こういった状況の中で、企業は採用人数も採用にかける予算も減らさざるを得ないのです。

 

ひとまず、5/6まではオンライン就活を行いながら新型コロナや政府の動向に目を配る必要がありそうです。

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